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6月5日 続き1

総理大臣は国会から指名され、内閣は憲法上、
国民に対してではなく 国会と対峙している。
国民を代表して行動するのはあくまで国会だ。

しかし、地方自治体の首長(以下 市長とする)は、
市民から直接選ばれ、
市民と直接向き合い、責任を負っている。
議案や新しい政策をつくる時には、
たとえ議員から意見を聞かなくても
市民からは意見を聞かなくてはならない。

議員は、それを議会軽視だなどと間の抜けたこと
を言ってる場合ではなく、
市長が市民から直接意見を聞いているなら
同じように、いやそれ以上に市民から
直接意見を聞かなければならない。

議会と市当局は よく車の両輪に例えられるが
市長も自分の活動に市民参加を徹底して進める。
議員も自分の活動に市民参加を徹底して進める。

そして、議会と市長(市当局)とは、それぞれに住民参加
を前提として お互いに緊張関係にあるべきだ。

先日も述べたが 多くの地方議会が、実は二元代表制議会として
本来の運営がされておらず、議院内閣制である国会を参考に、
ミニ国会、ミニ国会議員という意識で運営されているようだ。

市議会が まるで国会のように運営されると
市当局と議会が癒着し 議会のチェック機能が働かないばかりか
市政運営において 誰がどういう考えで何を提案し、
どのような議論の結果、だれの責任で何が決まったかということが
全く見えない、市政運営の様子が見えなくなってしまう。 

つづく
by fumitakashien2005 | 2010-06-05 23:59 | 日記