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11月26日 地方行革セミナー 地方自治を考える

 富山駅北にあるサンフォルテで開催された総務省主催のセミナーであった。
 総務省大臣官房審議官の挨拶の後、東洋大学経済学部の根本祐二教授による「前向きの改革へ-PPPの可能性と課題」と題しての基調講演。
            *)PPP「Public Private Partnership」=「公民連携」
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 つまり、官の公共性と、民の効率性を同時に実現することである。
 PFI・指定管理者・民営化・市場化テスト・都市再生・地域再生・企業誘致・技術開発など様々な分野で活用されている。

 PPPの具体例として特に「美祢社会復帰促進センター」をピックアップしていたが 一時期ニュースにもなった刑務所の運営に民間が携わるというものだ。
 これらの他に 
 「公共的だから非効率で良いということではない」
 「できない言い訳を探さないこと!やっている振りをしないこと!」
 「自分が常に正しいと思わないことがスタート」
 
 という 自治体職員の皆さんに是非心にとめておいていただきたいポイントが示されていた。
 またこれまでも議会で何度となく提案してきたことであるが 事業別・施策別コストを明らかにすることで 初めて市民に対し、選択の議論ができるようになるという 情報公開と市民参加の例が挙げられていた。

 例: 図書館の貸出件数あたり1700円のコストが発生=人件費+経費+金利+償却費

     1件当たり1700円もコストがかかるのであれば①直営で行う②図書券を配る③減税する④より低い費用で運営できる方法を考える(民間委託) というように この数字が出ることで初めてサービスの選択の議論ができる。
         
 続いて総務省自治行政局行政体制整備室の新田一郎課長補佐による「地方行政の状況説明」・・・ 新地方行革指針に基く、各地方公共団体における職員定員の状況や給与の状況、指定管理者制度の推進状況について
 次に富山県の行政改革の取り組み紹介
 ・北海道における「市場化テストの現状」
 ・八王子市からは「指定管理者制度導入施設での利用者満足度調査」
 ・高浜市は、「民間提案型業務改善制度」
 ・三重県の「電子入札システムにおけるサービスレベル協定の運用」
などであったが 4時からの市政研究会出席のため途中退席した。限られた時間の中での事例紹介のため 説明者も飛ばし飛ばしであり、且つ 私にとっては目新しいものも特になかったので 尚更そう感じたのかもしれないが、プレゼンとしては如何なものかという感であった。資料を後で見れば事足りるみたいな。
 総務省主催であるのだから もう少し実際に役立つセミナーにならないものかという感想は強く持った。尚 射水市からも何人かの参加者を確認できた。
by fumitakashien2005 | 2008-11-26 23:51 | 日記